【温泉の種類】含鉄泉ってなに?
含鉄泉とは、その名の通り鉄分を含む温泉のことを指します。
具体的には、水1キログラムあたりに鉄分(鉄イオン)が20mg以上含まれる温泉を指します。
鉄分の形態によって、硫化鉄泉や酸化鉄泉などとさらに分類されます。
含鉄泉の特徴的な効果は、皮膚を通じて鉄分が体内に吸収され、貧血の改善に寄与するというものです。
また、抗酸化作用もあり、老化防止にも役立つとされています。
その一方で、鉄分が空気と触れると酸化しやすく、湯船などが茶色く変色することがあります。
これは含鉄泉特有の現象で、汚れや雑菌ではありません。
また、含鉄泉は刺激が強いため、特に敏感肌の人は肌の状態を確認しながら利用することが推奨されます。
含鉄泉の効果は?
貧血への効果
含鉄泉は、鉄分を多く含んでいるため、血液中のヘモグロビン濃度を高め、貧血の改善に効果があります。特に、鉄欠乏性貧血の改善に効果的です。
入浴による効果
含鉄泉は、保温効果が高いため、体の芯から温まり、冷え性の改善に効果があります。また、血行促進作用があるため、リウマチ性疾患、更年期障害、子宮発育不全、慢性湿疹、苔癬などの改善にも効果が期待できます。
具体的には、以下のような効果が期待できます。
☆貧血の改善
☆冷え性の改善
☆リウマチ性疾患の改善
☆更年期障害の改善
☆子宮発育不全の改善
☆慢性湿疹の改善
☆苔癬の改善
ただし、含鉄泉は酸性度が高い場合があり、皮膚が弱い人は注意が必要です。
また、飲用する場合は、医師に相談してから行うようにしましょう。
含鉄泉の効能をより高めるためには、入浴の際には、浴槽の中央に座り、全身を温めるようにしましょう。
また、入浴後は、体を拭かずにそのまま服を着て、汗をかくようにすると、より効果的です。
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